※本記事でご紹介する「教案作成さん」は、当サイトの運営者が開発・運営しているサービスです。
こんにちは!日本語教師のMilkyです。
日本語の授業準備をするとき、
・45分授業の準備に2〜3時間以上かかる
・学習者のレベルに合った例文を考えるのが大変
・教案を書くだけで休日が終わってしまう
・ChatGPTで教案を作ってみたけれど、結局ほとんど自分で書き直している
このような悩みはありませんか?
特に、新米日本語教師の方や、久しぶりに授業を担当する方にとって、教案作成はかなりの重労働ですよね。
私自身、日本語教師として働いていたときは、45分の授業のために、教案作成に2時間、教材作成に2時間と、合計4時間ほどかかることもありました…。
そこで今回、日本語教師の授業準備を少しでも楽にするために、教案作成AI「教案作成さん」を作りました!
文型や学習者のレベル、授業時間などを入力すると、AIが授業の流れに沿った教案を作成してくれるサービスです。
本記事では、「教案作成さん」でできることや使い方、実際に生成した教案のサンプル、料金プランなどをご紹介します。
「教案作成さん」とは
「教案作成さん」は、日本語教師向けに開発した教案作成AIです。
学習者のレベルや指導する文型、授業時間などを入力すると、その条件に合わせた教案のたたき台を数分で作成します。
生成されるのは、単に授業内容を箇条書きにしたものではありません。
語彙導入や場面導入、文型提示、ドリル、ディスコース練習、まとめなど、実際の授業の流れに沿った教案が作成されます。
教師と学習者のやり取りや、ドリルで使用するキュー、板書計画なども含まれています。
生成した教案はWord形式でダウンロードできるため、クラスの状況や自分の授業スタイルに合わせて自由に編集できます。
現在は、N5・N4レベルの教案作成に対応しています。
※N4はスタンダード・プロプラン限定です。N3以上については、今後順次対応する予定です。
月5回までは無料で利用でき、クレジットカードの登録も必要ありません。
Googleアカウントがあれば、すぐに試すことができます◎

「教案作成さん」でできること
日本語教育の流れに沿った教案を作成できる
「教案作成さん」では、次のような流れを考慮して教案を作成します。
・授業目標
・話題、語彙導入
・場面導入
・文型提示
・文型の意味、形の確認
・動詞などの活用形の復習
・ミムメム練習
・代入ドリル
・変換ドリル
・応答ドリル
・ペア練習
・ディスコース練習
・まとめ
・板書計画
たとえば、いきなり「今日は『〜てもいいですか』を勉強します」と文型を提示するのではなく、学習者がその文型を使いたくなる場面から授業を始めます。
その後、文型の意味や形を確認し、簡単なドリルから少しずつ難易度を上げ、最終的には実際の場面に近い会話練習につなげます。
日本語教育でよく使われる授業の流れを、あらかじめ教案作成の仕組みに組み込んでいる点が特徴です。
学習者のレベルを考慮できる
初級クラスでは、教師の発話や例文に未習語彙が入らないようにする「語彙コントロール」が必要です。
しかし、毎回すべての語彙を確認しながら例文を作るのは大変ですよね。
「教案作成さん」では、選択したJLPTレベルをもとに、対象レベルを超える難しい語彙や文法をできるだけ避けて教案を作成します。
例文だけでなく、教師の発話も学習者のレベルを考慮して作られるため、教案を一から考える負担を減らすことができます。
教師と学習者の会話例が作成される
生成される教案には、教師の発話を表す「T:」と、学習者の発話を表す「S:」を使った会話例も含まれます。
たとえば、
T:ここで水を飲んでもいいですか。
S:いいですよ。/どうぞ。
というように、授業中に何を話せばよいかが具体的に書かれます。
そのため、初めて授業を担当する方や、導入の進め方に迷っている方にも使いやすい形になっています。
段階的なドリルを作成できる
文型を定着させるためには、ただリピートするだけでなく、少しずつ練習の難易度を上げていくことが大切です。
「教案作成さん」では、文型に合わせて、
・ミムメム練習
・代入ドリル
・変換ドリル
・応答ドリル
・ペアでの会話練習
などを作成します。
ドリルで使用する具体的なキューも出力されるため、「例文が思いつかない…」という負担も減らせます。
Word形式でダウンロードできる
作成した教案は、Word形式でダウンロードできます。
生成された内容をそのまま確認するだけでなく、
・クラスの既習範囲に合わせて語彙を変更する
・授業時間に合わせて練習を削る
・教科書のページ番号を追加する
・自分が話しやすい表現に変更する
・学習者の生活環境に合わせて場面を変更する
といった編集も可能です。
AIにすべてを任せるのではなく、教案のたたき台をAIで作り、最後は教師がクラスに合わせて仕上げる使い方を想定しています。
ChatGPTとの違い
ChatGPTなどの汎用AIでも、教案を作成することはできます。
ただし、日本語教育の教案を作成するためには、
・教師の発話を学習者のレベルに合わせる
・未習語彙を避ける
・場面導入を入れる
・文型の意味や接続を説明する
・活用形の復習を入れる
・ドリルを段階的に作る
・肯定と否定、両方の返答を扱う
・板書計画を作る
など、かなり細かい条件を毎回指示しなければなりません。
私自身、汎用AIで教案を作ってみたときに、「一見それらしいものはできるけれど、そのまま授業で使うのは難しい」と感じることがありました。
教案の形にはなっていても、教師の発話が難しかったり、場面設定が不自然だったり、ドリルが十分に用意されていなかったりするためです。
「教案作成さん」には、日本語教師が汎用AIへ毎回細かく指示していた内容を、あらかじめ組み込んでいます。
| 比較項目 | 教案作成さん | ChatGPTなどの汎用AI |
|---|---|---|
| 使用語彙 | 対象レベルを考慮して作成 | 未習語彙が入ることがある |
| 場面導入 | 実際に遭遇する場面を設定 | 文型ありきの場面になりやすい |
| ドリル | キューを含めて段階的に作成 | 詳細な指示が必要 |
| 質問文型の返答 | 肯定・否定の両方を扱う | 指示しなければ省略されることがある |
| 活用形の復習 | 文型に応じて組み込む | 省略されることがある |
| 板書計画 | 教案に含まれる | 別途指示が必要 |
| 出力形式 | Word形式 | 基本的にはテキスト形式 |
もちろん、ChatGPTは自由度が高く、細かく指示できる方にとっては便利なツールです。
一方で、「毎回プロンプトを考えるのが大変」「日本語教育に必要な条件を一つずつ指示するのが難しい」という方には、教案作成に特化した「教案作成さん」のほうが使いやすいと思います。
使い方
「教案作成さん」の使い方は、とてもシンプルです。
ステップ1:公式サイトを開く
まずは、以下のリンクから「教案作成さん」を開きます。
画面右上の「無料で試す」をクリックしてください。

ステップ2:Googleアカウントでログインする
「教案作成さん」の利用には、Googleアカウントが必要です。
無料プランを利用する場合、クレジットカードの登録は必要ありません。
また、無料プランから勝手に有料プランへ切り替わることもありません。

ステップ3:教案の条件を入力する
ログイン後、作成したい教案の条件を入力します。
主な入力項目は、次のとおりです。
・学習者のレベル
・指導する文型
・授業時間
・その他のリクエスト
たとえば、
・レベル:N5
・指導文型:〜てもいいですか
・授業時間:45分
のように指定します。
必要に応じて、「ペア練習を多めにしたい」「活用形の復習を入れたい」など、授業に合わせたリクエストも追加できます。

ステップ4:教案を生成する
条件を入力したら、教案を生成します。
入力したレベルや文型、授業時間に合わせて、AIが教案を作成します。
授業の流れだけでなく、教師と学習者の会話例、ドリルのキュー、時間配分、板書計画などもまとめて出力されます。

ステップ5:Word形式でダウンロードする
生成された教案は、Word形式でダウンロードできます。
内容を確認し、実際のクラスのレベルや既習範囲、自分の授業スタイルに合わせて編集してください。
Wordファイルはスマートフォンでは表示が崩れることがあるため、パソコンでの確認・編集がおすすめです。
実際に上記の条件で作成した教案のWordファイルはこちらです👇
実際に生成した教案のサンプル
実際に「教案作成さん」で、次の条件を指定して教案を生成してみました。
・対象レベル:N5
・指導文型:「Vてもいいですか」
・授業時間:45分
生成された授業の流れは、次のとおりです。
| 授業内容 | 時間 |
|---|---|
| 話題・語彙導入 | 10分 |
| 文型導入 | 15分 |
| ドリル | 15分 |
| ディスコース練習 | 3分 |
| まとめ | 2分 |
| 合計 | 45分 |
授業目標には、
学習者が、許可を求める場面で「〜てもいいですか」を使って質問できる。
また、許可を与える「いいですよ」「どうぞ」や、断るときの「すみません、ちょっと……」を使って応答できる。
という内容が設定されています。
文型を提示する前には、「図書館で水を飲みたいけれど、飲んでよいか分からない」という場面が用意されています。
その後、
ここで水を飲んでもいいですか。
という文型を提示し、
いいですよ。
どうぞ。
すみません、ちょっと……。
という返答も一緒に確認します。
単に「ダメです」と答えるのではなく、「すみません、ちょっと……」という柔らかい断り方を扱っている点もポイントです。
また、文型練習の前には、1・2・3グループのテ形を簡単に復習します。
その後、代入ドリル、変換ドリル、応答ドリル、ペア練習と、少しずつ難易度を上げていく構成になっています。
以下のサンプルは、AIが生成した内容を編集せず、そのまま公開しています。
もちろん、実際のクラスで使用する場合は、学習者の既習範囲や人数、使用している教科書などに合わせて調整が必要です。
ただ、一から授業の流れや例文を考えるよりも、教案作成にかかる時間を大きく短縮できると思います。
料金プラン
「教案作成さん」には、無料・スタンダード・プロの3つの料金プランがあります。
| プラン | 月額料金 | 生成回数 | 対応レベル | Word出力 |
|---|---|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 月5回 | N5 | 〇 |
| スタンダード | 980円(税込) | 月30回 | N5・N4 | 〇 |
| プロ | 2,980円(税込) | 月100回 | N5・N4 | 〇 |
週1〜2回程度授業を担当する方や、まず使い心地を試してみたい方は、無料プランから始めるのがおすすめです。
週3〜4回程度授業を担当する方はスタンダード、毎日のように授業を担当する専任講師の方はプロプランが目安です。
無料プランはクレジットカード登録不要で、月5回の上限を超えても、自動的に有料プランへ切り替わることはありません。
その月はそれ以上生成できなくなるだけなので、安心して試すことができます。
有料プランはいつでも変更・解約可能で、解約手数料もかかりません。
※料金・サービス内容は2026年7月27日時点の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。
使用するときの注意点
生成された内容は必ず確認する
「教案作成さん」は、そのまま授業に入れるレベルの教案を目標に開発していますが、AIが生成した内容がすべてのクラスに合うとは限りません。
学習者のレベル、既習範囲、国籍、年齢、人数などによって、適切な語彙や練習方法は異なります。
授業で使用する前に、教師自身で内容を確認し、必要に応じて修正してください。
特に、例文の自然さや語彙レベル、時間配分、学習者にとって適切な場面かどうかは、事前に確認することをおすすめします。
特定の教科書に完全準拠しているわけではない
「教案作成さん」は、JLPTのレベルを目安に教案を作成しています。
主要な初級教材と併用しやすい設計にはなっていますが、特定の教科書の課順や既習語彙に完全準拠しているわけではありません。
使用している教科書に合わせて、語彙や例文、練習内容を調整してください。
現在の対応レベルはN5・N4
2026年7月現在、対応しているレベルはN5とN4です。
N4はスタンダード・プロプランのみ利用できます。
N3・N2・N1については、今後順次対応予定です。
個人情報は入力しない
その他のリクエストを入力するときは、学習者の氏名や連絡先など、授業に不要な個人情報を入力しないようにしてください。
「20代の会社員が多いクラス」「ベトナム人学習者向け」のように、個人を特定できない形で条件を指定しましょう。
AIの出力はほかのユーザーと似る可能性がある
生成した教案は、授業での使用、編集、印刷、ほかの教師との共有、有料教材への活用などが可能です。
ただし、AIの性質上、同一または類似した内容がほかのユーザーにも生成される可能性があります。
詳しい利用条件については、教案作成さんの利用規約をご確認ください。
まとめ
「教案作成さん」は、日本語教師の授業準備を少しでも楽にするために作った教案作成AIです。
学習者のレベル、指導文型、授業時間などを入力するだけで、
・語彙、話題導入
・場面導入
・文型提示
・活用形の復習
・段階的なドリル
・ディスコース練習
・教師と学習者の会話例
・板書計画
などを含んだ教案を作成できます。
もちろん、AIが生成した教案をそのまま使うのではなく、最後は教師が自分のクラスに合わせて調整する必要があります。
それでも、ゼロから教案の構成や例文、ドリルを考える場合と比べると、授業準備の負担をかなり減らせると思います。
私自身、日本語教師として働いていたとき、授業準備に時間と体力を使いすぎて、授業を楽しむ余裕がなくなってしまうことがありました。
「教案作成さん」が、授業準備に追われる先生方の助けになり、学習者と向き合うための時間を少しでも増やせたら嬉しいです。
月5回までは無料で、クレジットカードの登録も必要ありません。
まずは、実際に教案を一つ作って、使い心地を試してみてください◎




