こんにちは!日本語教師のMilkyです。
本記事は、
✅「継続動詞」と「瞬間動詞」の違いがわかりにくい…
✅「継続動詞」と「瞬間動詞」をうまく説明できいない…
このような方におすすめの記事となっています◎
教師が明確に理解していない事項を、学習者に理解させることはできないですよね😂
ぜひ本記事を読んで、「継続動詞」と「瞬間動詞」の教え方をマスターしてください🙌
この記事を書いているわたしは、日本語教育学科を卒業しており、現役の日本語教師です 👩🏫
どなたかのお役に立てたら幸いです✨
【日本語教育】「継続動詞」「瞬間動詞」の見分け方
まず最初に、「継続動詞」と「瞬間動詞」の見分け方です。
その動詞をテ形にしたときに、
継続的に動作を行っている → 継続動詞
瞬間的な動作を終えた状態が継続している → 瞬間動詞
になります。
それでは、それぞれの動詞について詳しく解説します。
継続動詞について
簡単な見分けかた
「遊ぶ」「泳ぐ」「書く」などの動詞はテ形にすると、
「遊んでいる」「泳いでいる」「書いている」となり、
それぞれ、その動作が継続している状態を表します。
このような動詞は「継続動詞」に分類されます。
時間との関わり
「継続動詞」は「遊ぶ」「泳ぐ」「書く」などのように、
その動作を行うのに数分〜数時間かかります。
※逆に、「瞬間動詞」は一瞬でその動作が終了してしまいます。
また、「継続動詞」の動詞の形を時系列をまとめると、
遊ぶ(辞書形) → 遊んでいる(テ形+いる) → 遊んだ(タ形)
という順番になります。
※瞬間動詞とは順序が異なります。
瞬間動詞について
簡単な見分けかた
「入る」「座る」「乗る」などの動詞はテ形にすると、
「入っている」「座っている」「乗っている」となり、
それぞれ、その動作が完了した状態が継続していることを表します。
このような動詞は「瞬間動詞」に分類されます。
時間との関わり
「瞬間動詞」は「入る」「座る」「乗る」などのように、
その動作自体は一瞬で完了してしまいます。
また、「瞬間動詞」の動詞の形を時系列をまとめると、
入る(辞書形) → 入った(タ形) → 入っている(テ形+いる)
という順番になります。
注意点
注意してもらいたいのが、必ずしも、
「継続動詞の『Vている』形は継続 」
「瞬間動詞の『Vている』形は結果」
を表すわけではない、という点です。
例えば、
教師「プリントに名前を書いてください」
学生「もう書いています」
このような場面であれば、「書いている(継続動詞+ている)」という形で
動作の完了した状態を表すこともできます。
原則は先述のルールで説明して問題ないですが、
このような例外があることも、学習者に説明してあげてください😇
最後に
本記事では、
「継続動詞」「瞬間動詞」の見分け方と注意点
をご紹介しました。以上、参考になりましたら幸いです😇
今回の参考文献は特にありませんが、初級のおすすめ文法書を紹介します!
学習者からのよくある質問やよくある間違い、解説が詳しく記載されています。
このような文法書は、日本語教師なら1冊は手元に置いておきたい本です。