こんにちは!日本語教師のMilkyです。
本記事は、
✅ 「何」の読み方は「なん」ですか?「なに」ですか?と聞かれた時の答え方!
✅ 「何」の読み方の使い分けと意味の使い分け
についてご紹介します👩🏫
日本人ならなんとなく使い分けられてしまう「なん」「なに」ですが、
ルールをしっかり明示しないと、外国人の学習者にとっては意味不明です😢
ぜひ本記事を読んで、学習者さんからの質問に答えられるようになりましょう🙌
この記事を書いているわたしは、日本語教育学科を卒業しており、現役の日本語教師です 👩🏫
備忘録として書いているのですが、どなたかのお役に立てたら幸いです✨
【日本語教育】「何」の読み方「なん」と「なに」の使い分け
それでは早速使い分けのルールを確認しましょう!
「なん」と「なに」の使い分けルール① 後接の音による使い分け
なに[nani] の 最後の母音[i] がなくなり、 なん[nan] という言葉ができました。
なん[nan] の方が言いやすいから、というのが理由の1つです。
特に、「何」の後に [d], [t], [n] で始まる語が来る場合に、
なに[nani] は なん[nan] に変形します。
何 + [d]
なんで、なんですか、なんだ、なんじ
何 + [t]
なんとなく、なんと、なんて
何 + [n]
なんの、なんのこと
「なん」と「なに」の使い分けルール② 意味による使い分け
「なん」と「なに」は意味によっても使い分けられています。
「何」の後に助数詞が来る場合、
どんなものか (What) を表すときは「なに」
どのくらいか (How manh)を表すときは「なん」と読みます。
どんなものか(What)
・何語 [nanigo] (what language)
・何人 [nanijin] (what nationality)
・何色 [naniiro] (what color)
どのくらいか(How manh)
・何語 [nango] (how many languages)
・何人 [nan’nin] (how many people)
・何色 [nanshoku] (how many colors)
例外
日本語のルールにはいつも例外がありますよね。
「なに」と「なん」の使い分けにも例外がありますので、ご紹介します。
例えば、
何曜日 [nan’youbi] は「なん」と読みますが、
「どのくらいか (How many)」を表すものではありません。
これは、何曜日[nan’youbi] に2通りの読み方が存在しないためだと考えられます。
もし「なにようび」「なんようび」という2通りの読み方が存在するのであれば、
曜日を聞く際には「なにようび」、曜日数を聞く際には「なにようび」と使い分けるでしょう。
このように、2通りの読み方がないためルールの適用がされていない語や、
慣用的に読み方が決まった語などは例外として紹介しましょう😇
最後に
本記事では、
✅ 「何」の読み方は「なん」ですか?「なに」ですか?と聞かれた時の答え方!
✅ 「何」の読み方の使い分けと意味の使い分けルールと例外
をご紹介しました😇
どなたかのお役に立てましたら幸いです💓