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日本政府認定の日本語能力試験3種類を完全解説

役立つ知識

「日本語能力試験とは??」
「日本語能力試験の受験科目や評価基準って??」

このようなお悩みはありませんか?


一言に日本語能力試験といっても、
・日本政府が認めているもの
・留学生が就活に活用するためのもの
・会話能力を測定するためのもの

などなど… さまざまな種類があるんです。

本記事では、日本政府認定の日本語能力試験3種類を完全解説いたします。
日本語教育関係者の方の参考になれば幸いです💓

こんな方におすすめ!

・日本語能力試験の概要が知りたい方

・日本語能力試験の受験科目や評価基準を知りたい方

日本政府認定の日本語能力試験3種類を完全解説

【公式】日本語能力試験とは

「日本語能力試験」と一言にいっても、さまざまな種類があります。

No.名称開催時期概要
1JLPT 日本語能力試験年2回
(7月、
12月)
日本語能力を測定し、認定することを目的とする。
2JPT日本語能力試験月1回ビジネスシーンや日常的な場面・状況において、高度で機能的なコミュニケーション能力を客観的に測定、評価することを目的としている。
3ACTFL-OPI随時ACTFLによって開発された汎言語的に使える会話能力テスト。
4日本語NAT-TEST年6回(偶数月)日本語能力を判定することを目的とする。
5J.TEST実用日本語検定年6回(奇数月)日本語能力を測定することを目的とする。
6ACTFL及びLTIの習熟度試験随時各テストは、個人の特定の習熟度レベルを適切に判断し、最終的には有効かつ正当な言語運用能力を測定するように設計されている。
7BJTビジネス日本語能力テスト随時ビジネス場面で必要とされる日本語コミュニケー
ション能力を測定することを目的とする。
8日本留学試験(EJU)年2回
(6月、11月)
日本の大学等で必要とする日本語力(アカデミック・ジャパニーズ)及び基礎学力の評価を行うことを目的とする。
9標準ビジネス日本語テスト(STBJ)随時ビジネスに求められる敬意表現やビジネスマナーに関する知識、実践的なコミュニケーション能力の測定を目的とする。
10J-CAT日本語テスト随時インターネットを通して日本語教育機関に幅広く提供することにより、日本語・日本事情教育を発展させることを目的とする。
11アルクの電話による
日本語会話テストJSST
随時日本会話力テスト。日本語に関する知識を 「その時・その場」 で組み合わせ,話を創造する力を測る。
12TOPJ実用日本語
運用能力試験
年6回(奇数月)日本社会の中での習慣と文化に対する理解能力を測定することを目的としている。
13とよた日本語能力判定(対象者判定テスト)年9回「とよた日本語学習支援システム」が運営する日本語教室での支援対象者を認定するため。
14J-cert生活・
職能日本語検定
年4回(海外
のみ)
日本語習熟度の検定試験を行い,日本への留学・研修ないしは日本企業への就職に役立たせることを目的とする。
15実践日本語コミュニケーション検定(PJC)随時日本で就労する際に必要とされる日本語能力試N1~N2相当の「ビジネス会話レベル」の日本語コミュニケーション能力を測定することを目的とする。
16浜松版日本語コミュニケーション能力評価システム(HAJAC)随時浜松市の多文化共生を目指す取り組みの一環。
17実践日本語コミュニケーション検定・ブリッジ(PJC Bridge)随時日本での就学に必要とされる日本語能力試験N5~N3レベルの基礎的な日本語能力を測定することを目的とする。
18OPIc(日本語版)随時OPIの受験機会を拡大すべくiBT化したもの
19JLCT(外国人日本語能力検定試験)年5回言語コミュニケーション能力を測ることを目的とする。
20ONiT口頭ビジネス日本語試験随時ビジネス場面における日本語を「話す」力を証明したり、自身の弱点を客観的に理解することで、より成長し、充実した社会人生活を送るための指標。ー
21日本語能力評価試験(JPET)11回(4月以外)学習・ビジネスを含む日常生活シーンでの日本語運用能力を測定することを目的とする。
22JFT Basic
(国際交流基金日本語基礎テスト)
年6回(奇数月)就労のために来日する外国人が遭遇する生活場面でのコミュニケーションに必要な日本語能力を測定し、「ある程度日常会話ができ、生活に支障がない程度の能力」があるかどうかを判定する。
23日本語コミュニケーション
能力測定試験(JLCAT)
随時日本語でのコミュニケーション能力を「聴解」「読解」「会話」「記述」の4技能からそれぞれ測定し総合的に評価する。
文化庁「日本語能力評価・試験等一覧」より一部抜粋

ですが、本記事では日本政府公認の

① JLPT 日本語能力試験
② 日本語NAT-TEST
③ J.TEST実用日本語検定

の3種類の試験について解説していきます。

※本記事における「政府公認」の定義について
外国人技能実習制度「介護職種」の日本語能力判定基準を使用しています。
出入国在留管理庁・厚生労働省「技能実習特定の職種及び職種に係る技能実習制度運用要領」平成29年9月

① JLPT 日本語能力試験

日本語能力試験 JLPT
国際交流基金と財団法人日本国際教育支援協会が運営する日本語能力試験・公式サイトです。日本語能力試験は、日本国内および海外において、日本語を母語としない人を対象として日本語の能力を測定し、認定することを目的として行う試験です。

「JLPT 日本語能力試験」は最もポピュラーな試験です。
一般的に「日本語能力試験」と言われると、この試験を指すことが多いです。

最も歴史がある日本語能力試験で、1984年に開始されました。
現在は国内では47都道府県で、海外では87の国と地域で実施されています。
試験実施は毎年2回(7月/12月)です。

「N5 / N4 / N3 / N2 / N1」の中からレベルを選び、受験することができます。
N5が最もレベルが低く、N1が最も高いレベルになります。

試験は全てマークシートで選択式の問題です。
「文字語彙」「文法読解」「聴解」の3セクションに分かれており、
各セクションで回答の制限時間が決められています。

各セクション60点の配点があり、合計180点満点の試験です。
合格ラインはレベルごとに異なりますが、
・各セクションで基準点以上(19点)
・合計が合格点以上
(80~100点)

の2点をクリアすれば合格です。

試験概要

開催時期:年2回(7月、12月)
申込時期:3月〜4月、8月〜9月
申込方法:(国内)MyJLPTでオンライン申請
(海外)各実施機関に問い合わせ
開催場所:(国内)47都道府県
(海外)87の国と地域
受験料 :(国内)税込6,500円
URL :https://www.jlpt.jp/index.html

受験について

受験資格:日本語を母語としない方
受験級 :N5, N4, N3, N2, N1
受験科目:文字語彙、文法読解、聴解
試験時間:レベルによる(90分〜170分)
評価方法:全セクションで基準点以上 + 合計点が合格点以上 で合格
結果発表:試験の約2ヶ月後オンライン発表後、結果通知書が郵送される。
合格証 :有効期限なし

問題例

公式サイトで

・問題例に挑戦しよう
・日本語能力試験公式問題集(第二集)(2018年発行)
・日本語能力試験公式問題集(2012年発行)

これらの練習問題が無料で公開されているので、ご活用ください😇💓

その他、amazonや楽天市場で様々な教材が販売されています。

② 日本語NAT-TEST

日本語NAT-TEST | The Japanese Language NAT-TEST

「日本語NAT-TEST」はかなり「JLPT 日本語能力試験」に近い試験です。
公式サイトで「出題の基準と構成は日本語能力試験とほぼ同じです」と謳っています。笑
試験が年6回開催されている点と、公式教材が充実している点が最大のメリットです。

受験レベルは「5Q / 4Q / 3Q / 2Q / 1Q」の5種類で
JLPT日本語能力試験の「N5〜N1」に対応しています。

試験は全てマークシートで選択式の問題です。
「文字語彙」「文法読解」「聴解」の3セクションに分かれており、
各セクションで回答の制限時間が決められています。

各セクション60点の配点があり、合計180点満点の試験です。
合格ラインはレベルごとに異なりますが、
・各セクションで基準点以上(配点の25%)
・合計が合格点以上(非公開)

の2点をクリアすれば合格です。

試験概要

開催時期:年6回(偶数月)
申込時期:試験日の約1ヶ月前まで
申込方法:公式サイトからオンライン申請
開催場所:(国内)東京、大阪
(海外)16カ国・地域
受験料 : (国内)税込5,500円
URL :http://www.nat-test.com/index.html

受験について

受験資格:日本語を母語としない方
受験級 :5Q, 4Q, 3Q, 2Q, 1Q
受験科目:文字語彙文法、読解、聴解
試験時間:レベルによる(90分〜170分)
評価方法:全セクションで基準点以上 + 合計点が合格点以上 で合格
結果発表:試験の約3週間後オンライン発表後、結果通知書が郵送される。
合格証 :有効期限なし

問題例

公式サイトや各種オンラインショップで

・学ぼう!日本語
・日本語NAT-TEST 公式問題集

・出題基準

このような教材や問題集が販売されているので、ご活用ください😇💓

③ J.TEST実用日本語検定

J.TEST実用日本語検定
TEST OF PRACTICAL JAPANESE

「J.TEST実用日本語検定」も日本語能力を測定するための試験ですが、
他2種類とは少し毛色が異なります。

受験レベルは「A-Cレベル / D-Eレベル / F-Gレベル」の3種類です。
A-Cレベルが最もレベルが高く、F-Gレベルが最も初級者向けです。
日本語能力試験JLPTとの対応はこちらのページを参考にしてください。

試験はマークシートで選択式の問題と筆記の問題があります。
「読解」「聴解」の2セクションに分かれており、
各セクションで回答の制限時間が決められています。

評価についてが少し複雑なのですが、例えば
「F-Gレベル」を受験し、350点満点中
180点以上であればG級
250点以上であればF級、と認定
されます。
※F級は日本語能力試験JLPTのN5と同等レベルです。

筆記の問題があるため難易度が上がりますが、
筆記能力を重視する方 / アピールしたい方におすすめの試験です。

試験概要

開催時期:年6回(奇数月)
申込時期:試験日の約1ヶ月前まで
申込方法:公式サイトからオンライン申請
開催場所:(国内)24都市
(海外)12カ国・地域
受験料 : (国内)税込5,200円 ※中高生は2,600円
URL :https://j-test.jp/

受験について

受験資格:日本語を母語としない方
受験級 :F-Gレベル、D-Eレベル、A-Cレベル
受験科目:読解、聴解
試験時間:レベルによる(100分〜125分)
評価方法:各受験級の取得点数でレベルが認定される
結果発表:試験の約3週間後オンライン発表後、結果通知書が郵送される。
合格証 :有効期限なし

問題例

公式サイトで

・J.TEST問題集
・今月の練習問題

・今月の話題(読解)

このような教材が無料公開・販売されているので、ご活用ください😇💓

まとめ

本記事では、日本政府認定の日本語能力試験3種類を完全解説させていただきました🙇‍♀️

日本語教育関係者の方の参考になれば幸いです💓

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